青森・お出かけスポット 青森県立美術館 隅々までこだわり洗練さが際立つ館
今回ご紹介するお出かけスポットは「青森県立美術館」です。
色々な施設を取材させていただき、仕事柄多くのWEBサイトを拝見させていただいておりますが、青森県立美術館の公式サイトは、正直言ってデザイン力が頭ひとつ抜けています。
前衛的で格好いい。フォントがいい。文字間、行間が美しく読みやすさもちゃんとあります。
美術館の公式って一般的に作品紹介がメインですから、デザインは控えめである必要があると思います。
作品の邪魔をせずにちゃんと控えめで、白背景を基調としているのは建物と同様。シンプルでかわいく、ほどよく動きもあって美しくまとまっています。
ページの最後に公式URLを掲載しておりますので、是非、この記事を読んだ後に訪れてみてください。
まずは、青森県立美術館の長谷川様にお話を伺っておりますので、どうぞご覧くださいませ。
青森県立美術館について

青森県立美術館はどのような場所ですか?

日本最大級の縄文遺跡群・三内丸山遺跡に隣接する、青森県ゆかりのアーティストの作品を中心に展示する美術館です。
青森県の豊かな芸術風土や縄文のエネルギーを芸術創造の源泉ととらえ、多様性に富んだ芸術の魅力を発信しています。

青森県立美術館の魅力について教えてください。

当館では、常設展にあたるコレクション展を年4回展示替えしており、個性あふれる郷土作家のコレクションを、様々な展示でお楽しみいただけます。
また、三内丸山遺跡から着想を得た青木淳設計による斬新な建物や、菊地敦己デザインの統一されたシンボルマークやサイン、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」デザインのユニフォーム等も当館ならではの特徴となっています。


シンボルマークは、「木」と「a」がモチーフですって。青い木がたくさんで青森だ!
恋人と訪れたら、入館時に知識自慢しちゃいましょう。
建物内の案内板もWEBサイトと同じフォントを使用しています。
洗練されていて、めっちゃかわいいです。

青森県立美術館にはどういった作品が収蔵されていますか?

板画家・棟方志功や現代美術家・奈良美智、ウルトラマンなどの怪獣デザインで知られる彫刻家・特撮美術監督 成田亨など個性あふれる青森県ゆかりの作家のコレクションを中心に収蔵しています。
また、マルク・シャガールによるバレエ『アレコ』の舞台背景画など、国内外の優れた美術作品を収蔵しています。

日本の作家は青森出身の方々なのですね。それ以外の共通点が見当たらない。個性ありすぎますよね。
作品を閲覧する上でのスイッチの切り替えが面白そうです。
青森県立美術館の人気の作品、おすすめの作品

人気の作品、おすすめの作品はございますか?

奈良美智による巨大な犬の立体作品《あおもり犬》は、当館のシンボル的な作品の一つです。高さ約8.5メートル、横幅約6.7メートルのこの巨大な犬の立体作品は、季節の移り変わりと共に様々な表情を見せ、多くの人に親しまれています。
奈良美智によるもう1点の大型の立体作品、《Miss Forest / 森の子》も人気作品です。
こちらは高さ約6メートルのブロンズ像で、「八角堂」という八角形をした煉瓦の建造物の中に展示されています。

また、20世紀を代表する画家、マルク・シャガールによる《バレエ『アレコ』のための背景画》もとても人気のある作品です。
縦・横21メートル、高さ19メートルの大空間、アレコホールに展示されたこの作品は全4幕からなる作品で、第3幕《ある夏の午後の麦畑》はアメリカのフィラデルフィア美術館に収蔵されていますが、長期借用が認められ、特別に展示しています。
『アレコ』背景画全4作品が揃った展示は貴重な機会となっています。

承知いたしました。
奈良美智の巨大彫刻2点とマルク・シャガールの巨大絵画4点ですね。
想像をかなり越えてくるでかさだと思われます。
こちら美術館のおすすめですので、絶対に押さえておきましょう!

企画展の周期はどのくらいでしょうか?過去に好評だった企画展やギャラリートークがあればいくつか教えて下さい。

企画展は年に2~3回程度開催しています。
また、常設展にあたるコレクション展も年4回展示替えをしています。
過去にはシャガールに関する展示や、青森にゆかりのある作家個人に焦点を当てた企画展も行い、たくさんの方々にご来館いただきました。
また、通常の開館時間は9時30分から17時(入館は16時30分まで)ですが、最近は年に10日程度、開館時間を延長するナイトミュージアムを実施しており、ギャラリートークも行い好評いただいております。

なるほど。私たちが飽きないよう、様々な切り口で知恵を絞り企画してくれています。
SNSをフォローして見逃しがないようにしましょう。

事前予約が必要な施設はございますでしょうか?

当館主催の展覧会観覧にあたっては、事前予約は必要ありません。
ただし、コンサートや講演、ワークショップ等各種イベントへの参加には、多くの場合事前予約が必要となっております。
また、一般開催の展覧会の場合、事前予約が必要な場合がございます。

はい。基本的に事前予約の心配は、必要なさそうですね。
安全対策について

新型コロナ感染症対策の取り組みについてお聞かせ願います。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、カウンターにアクリル板を設置し、カウンター及びアクリル板の消毒を行っています。
また、発券の際は手袋を着用し、パンフレットは手渡しで配付せず据置きとさせていただいております。
お客様には、マスクの着用と、入館時の手指消毒、検温をお願いしております。
また、展示室内が過度に混み合わないよう、状況に応じて入場制限を行う場合がありますので、ご了承ください。
※上記取り組みは、2022年6月時点のものです。状況に応じて変更することがあります。
青森県立美術館の事前情報、知っておきたいマナー・エチケット

事前に知っておくと得するチケット情報、豆知識はございますか?

当館のホームページやSNSをチェックしていただけると、最新の情報や各種イベント等の情報を見つけやすくなると思います。

当ページ下部にSNSを表記しておりますので、ご確認くださいませ。

絶対にしてはいけないことがありましたら教えてください。

展示ケースに入っていない作品も多くありますので、作品に触れないようにご注意ください。
また、撮影ができる作品とできない作品がありますので、各展示室の表示およびスタッフの案内に従っていただきたいと思います。

承知いたしました。ルールの厳守、徹底をお願いします。
ミュージアムショップの情報

ミュージアムショップの情報、人気商品について教えてください。

ミュージアムショップの開店時間及び休日は、原則として美術館と同様です。
当館コレクションをモチーフにしたポストカードや文具など、オリジナルグッズのほか、美術関連書籍、展覧会カタログを販売しています。
特に、奈良美智のドローイングを元に作られた「あおもり犬貯金箱」は人気商品となっております。


さて、青森県立美術館いかがでしたか?
作品は、もちろんその周りの空間や細部にも気が配られていて、洗練された美術館という印象を受けました。
学芸員の方々が作品をどう飾り、どんな意図で配置しているかも見どころです。
長谷川様ありがとうございました!
では、公式サイトへ!ご覧くださいませ。
スポット詳細情報
住所 | 青森県青森市安田近野185 |
最寄駅 | JR青森駅 青森市営バス6番バス停 三内丸山遺跡行 県立美術館前下車 約20分 東北縦貫自動車道青森ICから約5分 |
駐車場 | 無料 普通 約350台 大型 30台 身障者用 18台 タクシープール 5台 |
営業時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
公式サイト | www.aomori-museum.jp |