千葉・お出かけスポット 千葉県立中央博物館 新しい発見があるところ
今回ご紹介するお出かけスポットは、「千葉県立中央博物館」です。
東京から快速電車に乗って約1時間ほど。
たったそれくらいの時間で一気に豊かな自然が手に入る場所を皆さんはご存知ですか?
この度、千葉県立中央博物館の石井様にそんな素敵な場所の魅力について伺ってきましたので是非ご覧ください。
千葉県立中央博物館について

千葉県立中央博物館はどのような場所ですか?

千葉県立中央博物館は、「房総の自然と人間」を常設展示の全体テーマとし、千葉県の自然と歴史について学べる総合博物館です。
常設展示は「房総の自然誌」「房総の歴史」「自然と人間のかかわり」の3つの主要なテーマで構成されており、ナウマンゾウやクジラの骨格標本、スズメバチの巣の標本、


縄文時代の土器などさまざまな資料を展示しています。
自然豊かな県立青葉の森公園の中にあり、館には野外展示施設の「生態園」も併設されていますので、生きた動植物の姿も直に観察していただけます。
周辺には千葉寺や千葉城(千葉市立郷土博物館)など、歴史スポットも多くあります。
館外の散策もあわせて、千葉県の自然や歴史について幅広くお楽しみいただける場所になっています。

千葉県立中央博物館の魅力について教えて下さい。

当館の魅力は、千葉県の自然と歴史について楽しみながら学べることです。
総合博物館である当館では、動物、植物、地学、歴史、生態、環境など幅広い分野から、千葉県の自然や歴史について分かりやすく紹介しています。
また、館に併設されている「生態園」では、千葉県内にある代表的な森や林、草原といった環境が再現されていますので、園路を歩きながら自然の中での生きものの暮らしぶりを間近に観察し、千葉県の自然について学ぶことができます。

なるほど。大きな森の中に博物館や生態園が存在しているのですね。
千葉県立中央博物館の人気の展示、おすすめのイベント

人気の展示、おすすめのイベントはございますか?

房総の地学展示室にあるナウマンゾウの骨格標本、

生物の分類展示室にあるクジラの全身骨格標本、

房総の歴史展示室にある縄文時代のイルカ漁のジオラマなどが人気です。

おすすめのイベントは、研究員の専門を活かした多種多彩な講座・観察会です。
昆虫標本整理の体験、化石発掘体験、蜃気楼の観察会、歴史学講座など、その内容は総合博物館である当館ならでは。
どなたでもお楽しみいただけるような内容となっておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

大迫力の標本です。これは、足を運んだら必見ですよ!
工夫を凝らしたイベントはどれも楽しそうです。
蜃気楼の観察会?いったいどんなことするのだろうか。興味津々です(笑)。

企画展の周期はどのくらいでしょうか?過去に好評だった企画展があればいくつか教えて下さい。

毎年、企画展(特別展)を1回、季節展を2回開催しています。
このほか、時々のイベントや研究員の新発見などに際して行うミニトピックス展もあります。
過去には「深海」、「昆虫」、「恐竜」などをテーマとした展示を開催し、たくさんの方々にご来館いただきました。

お子さんたちが興味を引くような内容だと人気なのかな。
最新の企画展情報は公式サイトで必ずチェックしておきたいですね。

事前予約が必要な施設はございますでしょうか?

事前予約が必要な施設はありません。
ただし、講座・観察会へのご参加には、事前予約が必要です。
安全対策について

新型コロナ感染症対策の取り組みについてお聞かせ願います。

お客様に安心してご利用いただけるよう、館内の消毒作業を毎日行っています。
また、お客様にはご来館の際にマスクの着用、入館時の手指消毒、検温、入館確認表の記入をお願いしており、館内での飲食、および発熱などの症状がある方のご利用はお控えいただいています。
館の施設では、本館「たいけんの森(体験学習室)」、「図書閲覧コーナー」、生態園「野鳥観察舎」のご利用を一時停止させていただいています。

諸々、承知いたしました。
再開した際には、こちらでもご案内させていただきます。
千葉県立中央博物館の事前情報、知っておきたいマナー・エチケット

事前に知っておくと得する情報、豆知識はございますか?

企画展や講座・観察会をはじめ、年間を通じて館内外で様々なイベントを開催していますので、事前に館のウェブサイトやSNSをチェックしていただけると、お得な情報が見つかるかもしれません。
また、ウェブサイトでは「デジタルミュージアム」をはじめ、展示品や収蔵品について紹介するさまざまなコンテンツをご用意しています。
展示をより深くお楽しみになりたい場合は、これらを事前にご覧いただくと良いかと思います。

公式Twitterがありますので、最新情報が手に入ります。
是非、ご来場予定の方はフォローしておきましょう。

絶対にするべきこと、絶対にしてはいけないことがありましたら教えて下さい。

他のお客様の鑑賞の妨げになる行為に関してはご遠慮いただいていますが、それ以外では、してはいけないことは特にございません。
絶対にするべきことも特にありません。
ご興味・ご関心に応じて、お気軽にお楽しみいただければと思います。

ミュージアムショップの人気商品について教えて下さい。

企画展(特別展)に際して製作したTシャツやクリアファイルなどのオリジナルグッズ、当館研究員が執筆した書籍などが人気です。

千葉県立中央博物館いかがでしたか?
ここは、都心から近いのに自然に触れ合える穴場スポットです。
コロナ禍で疲れ気味だったり、塞ぎがちだったり、行動範囲が狭まっている方は、友人や家族を誘って気晴らしに足を運んでみては?
間違いなく、癒やされる空間に出会えると思います。
石井様ありがとうございました。
記事の監修:
千葉県立中央博物館
石井友菜
企画調整課 研究員
普段見慣れた風景でも、詳しく見ていくと驚くような「発見」があります。
よく見かけるあの動物や植物が、その地域ならではの自然環境でしか見られないものだったり、たまに立ち寄るあの寺が、実はとても歴史の古いものだったり…。
豊かな自然や文化をもつ千葉県は、こうした「発見」がたくさんできる、とても魅力的なところです。
当館では、そんな千葉県ならではの自然や歴史についてご紹介しています。
博物館を出た後には、見慣れた風景も少し違って見えるはず。
ぜひ一度、ご来館ください。
画像提供:千葉県立中央博物館
スポット詳細情報
住所 | 千葉県千葉市中央区青葉町955-2 |
最寄駅 | 京成千葉寺駅バス1番大学病院行中央博物館下車徒歩約7分 |
駐車場 | 青葉の森公園北口駐車場(有料) |
営業時間 | 10:00~16:30 (入館は16:00まで) |
公式サイト | www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL |