東京・お出かけスポット 明治大学博物館 だれだって大学を体感していい

今回取材させていただく施設は「明治大学博物館」です。
わずか開設2年目の若造サイトどこ出かける?は、ついに創立140年以上の歴史を誇る誰もが知る明治大学に取材させていただく機会をいただきました。ありがとうございます!
明治大学構内に博物館があるなんて実はあまり知られてないのではないでしょうか?ですからどこ出かける?がきっちり広めさせていただきます。
場所は、東京の中心部御茶ノ水です。わずかJRの駅から徒歩5分程度のところに明治大学のアカデミーコモンと呼ばれる建物があります。前衛的で美しく優雅な趣のガラス張りの建物ですから、近くに行けばすぐに見つけられるでしょう。
外から見るだけでも美しいその建物の地下に明治大学博物館がございます。しかもですよ。本当は、文字を大きくしてアンダーラインを引きたくないけど、ここだけの話「入館無料」です。だれもが訪れていい超穴場スポットなのですよ。
この度、明治大学博物館で学芸員を務めておられます外山さんにお話を伺ってまいりましたので、どうぞ最後までご覧くださいませ。
明治大学博物館について


明治大学博物館はどのような場所ですか?

だれもが大学での学びを体感できる社会に開かれた場です。
大学の教育・研究活動の中から生まれた刑事(法学部)、商品(商学部)、考古学(文学部)という3つの博物館の展示を収容した常設展示に、大学における学術研究・文化芸術活動の成果や学術資源を公開する特別展示室を併設し、2004年4月にオープンした大学博物館です。


明治大学博物館の魅力について教えてください。

※90年を超える館史の中で収集されてきた、旧石器時代から現代に至るさまざまな文化遺産をご覧いただけます。中でも、刑罰の歴史に係わる資史料や、日本考古学の発展を促した出土遺物の数々は国内でも他に類例のないコレクションとなっています。
※「90年」は前身の1つ刑事博物館の創立(1929年)から数えて



2004年に新規開館ということでしたら、今通っている大学生たちと同い年くらいですね。
そんなフレッシュな博物館内で明大の歴史を学べる開放的な場所があるなんて知りませんでした。
明治大学博物館の人気の作品、おすすめの作品

人気の展示、おすすめの収蔵品はございますか?

ギロチンとニュルンベルクの鉄の処女の復元模型がよく知られていますが、江戸時代の捕者道具は時代考証家の故名和弓雄先生が晩年まで手許に置かれた優品の数々です。
考古学の展示では、岩宿遺跡(群馬県)出土の磨製石斧をはじめ日本史の教科書や副教材で目にしたことのある遺物の実物をご覧いただけると思います。


刑罰具に関する常設展示は、国内唯一なのだとか。
この歴史的事実を知ることは、刑罰、人の権利について深く考えさせられるきっかけになると思います。

常設展以外に特別展・企画展・イベントなどは行っていますか?

年間を通して5~6本の特別展・企画展を開催。博物館が主催する外部からの出展品を交えた特別展や館蔵品展のほか、大学内外の研究組織や各種団体が主催する展覧会も開催されます。
新型コロナ感染症が落ち着けば、対面型の講座や展示解説などのイベントも復活させます。


事前予約が必要な施設はございますでしょうか?

20名以上の団体見学については事前予約をいただいています。

周辺施設も含め、おすすめの楽しみ方、学び方を教えてください。

立地する御茶ノ水・神田地区は古くは古書店街として、文芸作家ゆかりの名店の数々、スポーツ用品、近年ではカレーや楽器を扱う店舗が集まる東京の中でも個性ある街として知られています。

専門学校や予備校とかもあって、学生の街って印象があります。
ちょっと路地裏に入ればB級グルメ的なお店に出会えそうです。
安全対策について

新型コロナ感染症対策の取り組みについてお聞かせ願います。

館内は空調システムにより定期的な空気の入れ替えが可能で、各所に消毒液を配置しています。また、アンケート用紙記入用の筆記具やハンズ・オン形式の展示物などお客様が共用される備品類の消毒を徹底しています。
明治大学博物館の事前情報、知っておきたいマナー・エチケット

絶対にしてはいけないことがありましたら教えてください。

館内での飲食やインクを用いた筆記具の使用、ペットの同伴はご遠慮いただいています。展示室内での携帯電話の使用やフラッシュ撮影など、他のお客様に対する迷惑行為、危険物の持ち込みなどもご遠慮ください。

メモを取りたい場合は、鉛筆で。
諸々、承知いたしました。
喫茶、お食事処、ミュージアムショップについて

食事はできますか?人気メニューがございましたら教えてください。

建物の1階にカフェレストラン(カフェ・パンセ)があります。「12種類の野菜カレー」が人気です。


博物館だけでなく、食事まで一般に利用できてしまうのが嬉しいです。
「12種類の野菜カレー」それにします(笑)。
人気のおみやげ、人気商品、ミュージアムショップについて教えてください。

博物館の窓口でミュージアムグッズを販売しています。古墳と埴輪をあしらったTシャツや土偶のキーホルダー、館蔵品をデザインした各種クリアファイルが人気です。

さて、「明治大学博物館」いかがでしたか?
取材の冒頭で外山さんが「だれもが大学での学びを体感できる社会に開かれた場です。」とおっしゃられておりましたが、その言葉が全てだと思いました。
大学を体験したい高校生だってお年寄りだって、学びたいと思う人は、だれもが訪れていい博物館です。
東京の中心部でこんなアクセスのいい無料の博物館なんてなかなかないですよー。
皆さん是非足を運んでみてはいかがでしょう。
なんならカレー目当てでもいいかもしれません。
外山様たくさんの見どころを教えていただきありがとうございました!
記事の監修:
明治大学博物館
外山 徹(とやま とおる)
学芸員
コメント:四季を通じて人の往来がひきもきらぬ御茶ノ水の街。その地下にゆったりとした静かな知的空間が広がっています。個性的な展示物がならんだ非日常性をぜひお楽しみください。
画像提供:明治大学博物館
スポット詳細情報
住所 | 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学アカデミーコモン地階 |
最寄駅 | JR御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口徒歩5分 東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 徒歩8分 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅B1出口 徒歩8分 |
駐車場 | 明治大学リバティタワー地下駐車場(有料) |
営業時間 | 平日 10:00~17:00(入館は16:30まで) 土曜 10:00~16:00(入館は15:30まで) ※土曜のミュージアムグッズ販売は12:30まで ※8/1~9/19の土曜は休館 |
公式サイト | www.meiji.ac.jp/museum |