山梨・観光スポット 三島由紀夫文学館 国民に愛された作家の魅力を探る
今回ご紹介する観光スポットは「三島由紀夫文学館」です。
取材するにあたり、どのような切り口で書き出そうかと迷っていたところ、偶然にもNHKで「三島由紀夫 最後の叫び」と題した番組がやっていたのです。
いいヒントがないかと録画し、拝見したところ当時の日本で三島由紀夫がどのような存在であったかを示すわかりやすいエピソードがありましたので、はじめにご紹介いたします。
出典:アナザーストーリーズ
なんと!日本のダンデイ(ダンディ)を決める投票で1位です。アイドルですって。
よーく見てくださいよ。このメンツ……。こんな豪華なビッグネームたちをきっちり抑えてますからね。いかに当時もの凄い人気があったのかがわかります。
どうしてこんなにも三島由紀夫が魅力的だったのか、どんな人物なのかもっと知りたくなってきませんか?
この度、三島由紀夫文学館の野村様にお話を伺ってきましたので、どうぞご覧ください。
三島由紀夫文学館について
三島由紀夫文学館はどのような場所ですか?
山中湖文学の森・三島由紀夫文学館は、自然豊かな山中湖文学の森公園内に立地し、1999年7月3日にオープンしました。
国内外問わず、今もなお時代を越えて愛され続ける昭和が生んだ偉大な作家・三島由紀夫の生涯や作品について展示をしている文学館です。
館内には三島由紀夫の直筆原稿や創作ノートをはじめとする貴重な資料の展示のほか、当館でしか見ることができないオリジナル映像の上演も人気です!
三島由紀夫文学館の魅力について教えてください。
直筆資料等の展示はもちろんですが、当館の建物は三島邸をモチーフにつくられています。
また、中庭も再現されており、人気のフォトスポットになっております。
ぜひご来館の際にはこちらにも注目していただきたいです。
数多くの貴重な資料や自宅を再現された館内外を体感することで、少しでも三島由紀夫の思いを感じとれたら嬉しくなりそうです。
三島由紀夫文学館の人気の展示、おすすめの体験
人気の展示、おすすめの体験はございますか?
展示室の入口を入ると、三島の初版本99冊がお出迎えしてくれます。
99冊の書影は圧巻です。初版本の足元には三島の年表があり、常設展を見る前の予習としてじっくり読まれていくお客様が多いです。
おすすめの閲覧順があれば教えてください。
当館の展示は時計回りに年代順につくられております。
また、和暦=三島の年齢なのでキャプションを読む際、この年齢でこういうことがあったんだ!と楽しみながらご覧ください。
あー、なるほど。
昭和30年に30歳で昭和40年に40歳ってことですね。
とてもいい情報を聞けました。
わかりやすく時代の流れを掴めそうです。
事前予約が必要な施設はございますでしょうか?
直筆原稿や創作ノート等の特別資料の閲覧を希望される場合には、事前予約が必要です。
10名以上の団体利用の方は、事前にご予約いただくとスムーズにご案内ができます。
※現在、団体予約受付は休止しております。
安全対策について
新型コロナ感染症対策の取り組みについてお聞かせ願います。
入館の際、入館者カードの記入、検温、手指消毒、マスクの着用をお願いしております。
詳細はホームページをご覧ください。
三島由紀夫文学館の事前情報、知っておきたいマナー・エチケット
事前に知っておくと得する情報、豆知識はございますか?
当館の入館券は、隣接する徳富蘇峰館との両館共通チケットです。
お時間がありましたら、是非お立ち寄りください。
徳富蘇峰(とくとみそほう)は、明治から昭和にかけて活躍したジャーナリスト・歴史家・思想家だそうですよ。
お隣さん徒歩1分ほどですから、併せてどうぞ。
絶対にしてはいけないことがありましたら教えて下さい。
・補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬など)を除き、ペットとご一緒の入館はご遠慮ください。
・展示室内での写真・動画撮影、筆者、飲食等はご遠慮ください。
・展示室内での携帯電話・スマートフォン・タブレットのご使用はご遠慮ください。
・雨傘の持ち込みはご遠慮ください。各館入口の傘立てをご利用ください。
・他の入館者の観覧の妨げとなる行為はご遠慮ください。
・展示品には絶対に触れないでください。
・トイレ利用のみの入場は、原則ご遠慮いただいております。
お食事処
お食事処はございますか?
館内にはございませんが、山中湖畔周辺には色々な飲食店がございます。
人気のおみやげ、人気商品、ミュージアムショップについて教えてください。
『三島由紀夫文学館図録』『三島由紀夫詩集』は当館オリジナルの人気商品です。
通信販売もご利用いただけますので、ぜひお買い求めください。
さて、三島由紀夫文学館いかがでしたか?
ご紹介させていただきましたが、まだまだ軽く触れた程度。謎だらけだと思います。
実際に訪れて、三島由紀夫がどのような思想で人生を駆け抜けていったのかが見えてきたら、自身の人生観に大きな影響を受けるのではないでしょうか。
そして、三島作品を読むきっかけになるかもしれませんね。
是非、足を運んでみてください。
野村様ありがとうございました!
記事の監修:
三島由紀夫文学館
野村晋作
山中湖村教育委員会 文学の森振興係長
三島文学は難しいと嫌厭されがちですが、三島作品にはカジュアルな読みやすい作品も数多くあります。
館内の展示は、“学習した満足感”をテーマに わかりやすく、疲れない展示を目指し、構成を行っています。
有名作品だけではない、あなたの好きな三島作品を見つけてみてください。
画像提供:三島由紀夫文学館
スポット詳細情報
住所 | 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296 |
最寄駅 | 富士急行線富士山駅からバス25分 JR御殿場線御殿場駅バス40分 東富士五湖道路山中湖ICから10分 |
駐車場 | 普通 50台 身障者用 2台 大型 4台 |
営業時間 | 10:00~16:30(入館は16:00まで) |
公式サイト | www.mishimayukio.jp |