移住・定住特集 鹿児島・肝付町で暮らす!海と山、未来と歴史が融合したまち

鹿児島県の「肝付町(きもつきちょう)」は、太平洋の輝く水平線が地平線まで続く、海の恵みに満ちた「まち」です。
ここでは、白い砂浜と透明な海水が織りなす辺塚海岸の美しさに息をのみ、岸良海岸での穏やかな波の音に癒やされることでしょう。
海岸線に沿って広がる豊かな自然は、新しい生活の舞台として理想的な環境を提供してくれます。
そして、海の自然だけでなく山もあるから海好き(マリンスポーツ、釣り)、山好き(登山、キャンプ、ハイキング)、両方好きの願いを全て叶えてくれます。
さらには、海の幸だけでなく畜産業、果樹産業も盛んですから、グルメにはたまりません。
この度、「肝付町」の魅力について、きもつき移住サポートセンターの地域プロジェクトマネージャー仲西様に質問をぶつけてきましたので、どうぞ移住・定住先候補として参考になさってください。
肝付町について
Q.編集部
肝付町はどのようなまちですか?
A.肝付町 仲西
肝付町は本土最南端の鹿児島県大隅半島のほぼ真ん中に位置します。
太平洋側に面する肝付町は、約50kmの美しい海岸線が広がり、磯釣りの1級ポイントとして、たくさんの釣り好きが集まります。
また、肝付町にはJAXA内之浦宇宙空間観測所があり、あの小惑星探索機「はやぶさ」も長い宇宙旅行に旅立った町として有名です。

Q.編集部
肝付町の特色、魅力について教えてください。
A.肝付町 仲西
肝付町はキャッチコピー「東洋のフロリダ」が話題です。
アメリカのフロリダと同様に、本土最南端にあり温暖多雨な気候、長い海岸線と白砂の海岸、そしてロケットの発射台など、多くの共通点があることから、「東洋のフロリダ」と呼ばれています。

特に、ウミガメが自然産卵に訪れる岸良海岸と辺塚海岸は、その美しさに魅了された移住者が多くいます。

岸良海岸と辺塚海岸は、絶対に訪れたいスポットですからお忘れなく。
写真だけで十分やばいですもの。心打ち抜かれる可能性大です。
肝付町のおすすめエリア、買い物エリア
Q.編集部
おすすめの住居エリアがあれば教えてください。
A.肝付町 仲西
肝付町の内之浦地区は、約3㎞の白い砂浜が広がる内之浦海岸と、町内最大の内之浦漁港があることから、都市圏からの移住者が一番多い地区でもあります。
Q.編集部
人気の買い物エリア、おすすめの遊ぶ施設はございますか?
A.肝付町 仲西
肝付町と隣接する「鹿屋市」は、県内3位の10万人都市です。
肝付町の市街地から車で約15分の距離にあることから、週末は鹿屋市でショッピングを楽しみます。
子育てに関する情報、保育園、教育関連
Q.編集部
保育園、学校、学童の情報など子育てがしやすい環境は整っていますか?
A.肝付町 仲西
田舎移住を希望する人が注目する、2023年「住みたい田舎ベストランキング」(宝島社)において、肝付町はエリア別(南九州エリア)で子育て世代部門1位、人口別(人口1万人~2万人の町)においても、子育て世代部門全国2位に輝きました。
肝付町は子育て環境の整備に力を入れており、実際の移住者も30代の子育て世代が一番多くなっています。

子育て環境の整備に力を入れて、結果がしっかり出ているということじゃないですか!
これは、「まち」としても嬉しいですよね。
Q.編集部
子育て世帯に嬉しい経済的負担が軽減される政策はございますか?
A.肝付町 仲西
子ども医療費助成:高校終了(18歳に達する日以降の最初の3月31日)までの子どもの医療費を全額助成。
その他に、スクールバスの無料運行、域外への通学に交通費補助、就学援助制度等があります。

中学生までの自治体がまだまだ多いですよね。
高校生まではとても嬉しいです!
交通費に関する補助もほぼ毎日発生するコストですからとてもありがたいです。
転職、補助金・助成金、サポート、空き家バンク、移住体験
Q.編集部
転職相談は可能ですか?
A.肝付町 仲西
肝付町は移住に関するワンストップ窓口「移住サポートセンター」を役場内に設置し、転職等の相談にも対応しております。

知らない土地にきて働くとなると不安だらけです。
一人で悩まずにまずはサポート窓口にご相談ください。
Q.編集部
おすすめできる補助金制度がございましたら、いくつか教えていただけますか?
A.肝付町 仲西
移住者が「空き家バンク」掲載物件をご購入時、30万円~の助成を実施しています(住宅取得促進助成金)。
また、空き家に残っている家財を片付ける際は、経費の1/2(最大10万円)を補助しています(空き家家財道具等処分補助金)。
Q.編集部
空き家バンクの仕組みについて教えてください。
A.肝付町 仲西
肝付町の「空き家バンク」は他自治体と異なり、「移住サポートセンター」が所管しています。
このことで、「移住希望者と空き家のマッチング事業」を実施し、空き家の内覧など様々なサポートを実施しています。

Q.編集部
移住体験は可能ですか?
A.肝付町 仲西
現在、「里山の音(ね)」「海辺の音(ね)」の2棟を準備しています。
利用料金1,000円/泊(1棟貸し)です。

レンタカー利用者には、経費の1/2(最大5万円)の補助を行っています。

とても安価で体験できますね。
このあたりの相談もまずはサポートセンターに頼っていいと思います。
Q.編集部
移住希望者のサポート窓口はございますか?
A.肝付町 仲西
肝付町は2022年に移住に関するワンストップ窓口「移住サポートセンター」を役場内に設置し、実際の移住者2名が常駐をしています。
移住サポートセンター
電話 | 0994-65-8426 |
ijuu-support@town.kimotsuki.lg.jp | |
開設日時 | 平日 8:30~17:15(定休日 土日祝日) |
公式URL | kimotsuki-town.jp/ijuu/ |

出来て間もない窓口なのですね。
移住者が常駐しているのは嬉しいです。
体験談はとても参考になると思います。
気軽にお問い合わせください。
記事の監修:
仲西 康至
肝付町
移住サポートセンター
地域プロジェクトマネージャー
総務省の地域プロジェクトマネージャー制度により、肝付町役場に2022年赴任
コメント:肝付町は「東洋のフロリダ」と呼ばれる通り、美しい海岸が魅力です。
特産品は、畜産業が盛んなことから、黒牛は全国優勝に何度も輝きました。
水産業ではえっがね(伊勢海老)が、鹿児島県内トップクラスの水揚げ量を誇り、毎年春と秋に「えっがね祭り」が開催されます。

そして、肝付町は果樹王国と呼ばれており、特にこの地域にしか生育していない「辺塚だいだい」が注目を受けています。

この豊富な自然と特産品に魅了されて、今年度(令和5年)はおよそ50組(100名)の方が移住をされました。
画像提供:肝付町

いかがでしたか?肝付町。
アウトドアにグルメにショッピングも楽しめるし、子育て支援も充実していますよね。
これから新生活をはじめたい若いカップルには、特に有力な候補地だと思います。
まずは、ロケットと自然を感じる旅先として訪れてみることをおすすめします。
そこで感じる景色や地元の人とのふれあいを通じて好感触が得られたら「移住サポートセンター」にお問い合わせしてみてはいかがでしょう。
仲西様たくさんの貴重な情報をありがとうございました!
肝付町統計情報
面積 | 308.04km2 |
人口 (※R6.1.31現在) | 男 6,838人 女 7,062人 計 13,900人 |
人口密度 | 45.1人/km2 |
世帯数 (※R6.1.31現在) | 7,514世帯 |
平均気温 | 17.5℃ |
病院数 一般診療所数 | 病院(2) 一般診療所(7) |
観光地 | 内之浦宇宙空間観測所、岸良海岸、辺塚海岸、内之浦海岸、やぶさめの里総合公園、塚崎の大楠 |
お寺・神社 | 四十九所神社、西方寺 |